2019年短期免許でやってきた外国人ジョッキーで最も稼いだのは誰か?

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2019年度短期免許で日本にやってきた外国人ジョッキーランキング

2019年度。

JRAの主催競争において、最も稼いだ外国人騎手は誰か?

答えは

クリストフ・ルメールです。

それなりに競馬を知っている人なら誰でも知っていることではありますが、、

では、

2019年に短期免許を取得して日本にやってきた外国人騎手のなかで最も稼いだのは誰か?

2番目は?、3番目は、その次は?

となると、

けっこういろんな人がやってきているので。

そもそも誰が来日していたか?

とならないでしょうか?

2019年、短期免許を取得して日本にやってきた外国人騎手

以下、2019年度、20鞍以上の騎乗記録がある外国人ジョッキーの一覧です。

ジョッキー 騎乗数
O.マーフィー 187
F.ミナリク 183
A.シュタルケ 155
D.レーン 124
C.スミヨン 88
F.ブロンデル 63
B.アヴドゥラ 60
W.ビュイック 56
R.ムーア 49
L.デットーリ 21

いかがでしょうか?

競馬が好きな人であれば知った名前ばかりでしょう。

2017年から外国人騎手の短期免許の取得の条件がかなり厳しくなっています。

手を上げて引き受ける先があれば誰でも日本で騎乗できるみたいな感じではなくなりました。

条件を満たし、かつ日本で騎乗することに意欲をもった騎手がやってくるということです。

要はすごい騎手しかこれない仕組みになっています。

では、

これらスペシャルな外国人ジョッキー達のJRAにおけるシェアを見ていきましょう。

短期免許でやってきたジョッキーのシェアを見る

まずは騎乗機会から。

集計期間におけるスペシャルな外国人ジョッキー達の騎乗機会はトータルで986回でした。

詳しくは、今一度上のリストを見直してください。

最も騎乗機会を得ているのはO.マーフィー。

ちなみに、有馬記念が行われる前、12/18現在のデータを元に集計しています。

障害レースは含んでいません。

発走除外や取り消し、中止のデータも含んでいます。

スペシャルな外国人ジョッキー10人の騎乗数を合計すると繰り返しになりますが、986レース。

で、彼らがあげた勝利数は合計で140勝。

なので、勝率は14.2%

スペシャルとはいえ、それほどでもない成果しか上げられなかった騎手もいます。

現在のJRAには通年でクリストフ・ルメールがいます。

ルメールは安定した基盤を維持することができています。
少なくとも、向こう2年くらいは安泰でしょう。

調子は悪いですが、デムーロをサポートしようとする人たちもいます。

そこに
シーズンオフになったヨーロッパから超一流騎手が複数人やってくれば
短期免許取得者同士で食い合いになってしまいます。

たとえ、ワールドクラスの超一流騎手であっても、

現在の日本はシーズンオフのリゾートではなくなっています。

2019年度、短期免許でやってきた外国人騎手ランキング

誰がどれだけ頑張ったか、頑張ることができたか

つまり、成果を上げることができたか。

内訳をみていきましょう。

1番人気での勝率

騎乗馬が1番人気になるってだけでもすごいことです。

複雑な利害関係の中で期待を背負うことになります。

それを担うことができると期待され、実際に結果を残したのは誰か?

それができれば、

次のより大きな期待を担う可能性が高まっていきます。

コツコツ小さな努力を積み上げて

こうした機会をモノにできればステップアップにつながる

というプロセスは、世界共通だと思います。

騎手 騎乗回数 勝利数 勝率
O.マーフィー 39 16 41.0%
D.レーン 38 15 39.5%
A.シュタルケ 11 6 54.5%
W.ビュイック 12 6 50.0%
C.スミヨン 26 6 23.1%
L.デットーリ 11 4 36.4%
R.ムーア 13 3 23.1%
F.ミナリク 11 2 18.2%
B.アヴドゥラ 5 0 0.0%

F.ブロンデルの名前はリストにありません。

結構叩かれていたようですが、一度でも評判が悪くなってしまい

負のサイクルにはまってしまうと元々基盤がない環境では巻き返すことは難しいのでしょう。

結局走るのは馬ですから。

アヴドゥラも5回の機会を生かすことはできませんでした。

他方、O.マーフィー、D.レーンの数字は抜けていますが、

特にO.マーフィーが優れているのは競争のレベルです。

2018年の12月はJ.モレイラ、H.ボウマン、W.ビュイック、M.グティエレス、B.アヴドゥラらとの競合のなかで成果を上げ、

2019年11月に来日して以降はC.スミヨン、A.シュタルケ、W.ビュイック、R.ムーア、L.デットーリら過去最高クラスの

ビッグネームらとの競争のなかでベストの成績をあげています。

以下、短期免許で日本にやってきた外国人騎手があげた140勝の内訳とシェアです。

ルメールが健在であれば、彼らの取り分はおそらく最高でも150から160勝くらいなのではないでしょうか。

騎手 騎乗回数 勝利数 シェア
D.レーン 124 37 26.4%
O.マーフィー 187 30 21.4%
C.スミヨン 88 18 12.9%
A.シュタルケ 155 17 12.1%
W.ビュイック 56 11 7.9%
F.ミナリク 183 11 7.9%
R.ムーア 49 4 2.9%
B.アヴドゥラ 60 4 2.9%
L.デットーリ 21 6 4.3%
F.ブロンデル 63 2 1.4%

グレードレースでの勝率・連対率

グレードレースともなると

本気度は高まります。

特に昨今では容赦のない乗り代わりが常態化しています。

世界トップクラスの外国人騎手の存在が

その可能性を拡大させてきました。

彼らはグレードレースに乗るために招かれたといっていいのかもしれません。

以下、グレードレースにおけるランキングです。

騎手 騎乗回数 勝利数 勝率
D.レーン 13 6 46.2%
O.マーフィー 15 2 13.3%
C.スミヨン 15 2 13.3%
R.ムーア 6 2 33.3%
W.ビュイック 6 1 16.7%
B.アヴドゥラ 4 0 0.0%
A.シュタルケ 12 0 0.0%
F.ミナリク 15 0 0.0%
F.ブロンデル 4 0 0.0%
L.デットーリ 3 0 0.0%

ここで抜けた成績をあげているのは

D.レーンです。

D.レーンはその腕もさることながら、

運も持ち合わせているように思います。

上半期の山場を迎える折に、ルメールが騎乗停止になり、

騎乗馬がD.レーンにまわってきました。

少なくとも以下の3頭はルメールが騎乗可能であればまわってこなかったはずです。

レース グレード 馬名
目黒記念(G2) G2 ルックトゥワイス
ヴィクトリアマイル(G1) G1 ノームコア
京王杯スプリングC(G2) G2 タワーオブロンド

O.マーフィーはスワーヴリチャード、コパノキッキング。

R.ムーアはサリオスとコントレイルで、

C.スミヨンはラッキーライラック、ダイアトニックでグレードレースを制し、

アドマイヤマーズで香港マイルも勝っています。

W.ビュイックはモンドインテロでステイヤーズSを勝ちました。

11月から12月の間に行われたグレードレースの数は20レース。

G1レースは5レースでしたが、ムーア、マーフィー、スミヨンがそれぞれ1勝ずつあげています。

やはり、競争のレベルが高まるほどに

彼らの存在は際立つということでしょう。

結局、2019年誰が一番稼いだか?

ジョッキーの進上金は5%。

以下に賞金総額をリスト化しています。

後はご自身で計算してみてください。

上位の二人はまだまだ若い。

D.レーンは2019年現在25歳。

O.マーフィーは24歳です。

向こう15年の間にピークを迎えることになるわけですから

目が離せません。

時代は変わっているんですね。

騎手 騎乗回数 勝率 収得賞金
D.レーン 124 37 880,462,000
O.マーフィー 187 30 870,483,000
C.スミヨン 88 18 448,100,000
A.シュタルケ 155 17 340,864,000
W.ビュイック 56 11 226,304,000
F.ミナリク 183 11 211,363,000
R.ムーア 49 4 200,102,000
B.アヴドゥラ 60 4 147,090,000
L.デットーリ 21 6 64,833,000
F.ブロンデル 63 2 52,036,000

まとめ

短期騎手免許の取得にかかる条件が変わり

本当にトップレベルでコンディションの良い騎手しかやってこれなくなりました。

競馬を見る側も外国人ジョッキーを受け入れる側も、

レース自体の担い手にとっても良い影響が期待できる

制度になったのではないでしょうか。

外国人ジョッキーのシェアはまだ広がっていくのでしょうけれども

中央競馬の発展と騎手の技術向上が担保されていると感じている人の方が

圧倒的に多いように感じられます。