ステイゴールド産駒はタフな条件で押し出されるように頭角を現す

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ステイゴールド産駒はタフな条件でこそ頭角を現す

年末、有馬記念が開催される中山競馬場のコンディションは毎年良いとはいえません。

その翌月に荒れ気味のコンディションのまま開催される1月の中山競馬場はディープインパクト産駒にとって有利な舞台とはならず、勝ち馬には多様な種牡馬の産駒が名を連ねることになります。

中山競馬場は他の競馬場よりも開催時期によって馬場コンディションが大きく異なるため、求められる適性が折々で変わってしまう可能性が高まる条件であるといえるでしょう。

中山金杯が行われる1月の傾向

1月に中山競馬場で行われる芝2000mの重賞レースは、中山金杯と京成杯の2レース。

トライアルレースだとか、本番前の一叩きなどといったステップがなくなりつつある昨今にあって、1月に仕上がっているエリートホースはほぼいないでしょう。

ここ数年の中山金杯は芝のコンディションでいえば、良で行われていますが、タイムは2015年にラブリーデイが記録した1:57.8が断トツで早く、以降は1分59秒台から2分1秒前半までと時計がかかっています。

こうなるとディープインパクト産駒以外の馬にもチャンスが出てきます。

あえて得意ではない条件に出走させることはないという思惑も作用するでしょう。

データは2013年から7年間、1月の中山競馬で行われた芝2000mの重賞競争のデータを元に集計しています。

種牡馬 出走回数 1着 勝率/連対率
ステイゴールド 16 3 18.8% / 31.3%
キングカメハメハ 17 2 11.8% / 29.4%
ハービンジャー 13 2 15.4% / 15.4%
バゴ 4 1 25.0% / 50.0%
ハーツクライ 8 1 12.5% / 12.5%
ダンスインザダーク 5 1 20.0% / 20.0%
ディープブリランテ 1 1 100.0% / 100.0%
スクリーンヒーロー 1 1 100.0% / 100.0%
ノヴェリスト 1 1 100.0% / 100.0%
デュランダル 2 1 50.0% / 50.0%
ディープインパクト 17 0 0.0% / 0.0%

京成杯の成績

ディープインパクト産駒は0勝。

ハービンジャー、ハーツクライ、スクリーンヒーロー、バゴ、デュランダルは産駒が京成杯を勝ったときの値です。

ハービンジャー産駒はここ7年で京成杯を2勝しています。

ステイゴールド産駒は3頭出走してマイネルスフェーン、ケイアイチョウサンの3着が最高。

3回の出走で3着2回ですから上出来なのでしょうけれども、ステイゴールド産駒の場合3歳のこの次期に準備ができている馬が少ないのではないでしょうか。

中山金杯の成績

種牡馬 出走回数 1着 勝率/連対率
ステイゴールド 13 3 23.1% / 38.5%
キングカメハメハ 8 2 25.0% / 25.0%
ダンスインザダーク 5 1 20.0% / 20.0%
ディープブリランテ 1 1 100.0% / 100.0%
ブラックタイド 3 0 0.0% / 33.3%
ジャングルポケット 2 0 0.0% / 50.0%
クロフネ 2 0 0.0% / 50.0%
シングスピール Singspiel 1 0 0.0% / 100.0%
ローエングリン 1 0 0.0% / 100.0%

オーシャンブルー (2014年 1着)

ツクバアズマオー (2017年 1着)

ウインブライト (2018年 2着)

ウインブライト(2019年 1着)

ステイフーリッシュ(2019年 2着)

こういった面々がステイゴールド産駒の数字を引き上げています。

求められるクオリティの中でタフさの比重が高まるとステイゴールド産駒は頭角を現すのかもしれません。

1月の中山で古馬2勝クラス以上、距離は芝2000m以上の条件で集計すると結果は以下のとおり。

種牡馬 出走回数 1着 勝率/連対率
ステイゴールド 63 7 11.1% / 22.2%
キングカメハメハ 37 5 13.5% / 21.6%
ディープインパクト 40 5 12.5% / 22.5%
ジャングルポケット 13 2 15.4% / 30.8%
ドリームジャーニー 5 2 40.0% / 40.0%
ルーラーシップ 6 2 33.3% / 50.0%
キングヘイロー 11 2 18.2% / 18.2%
ゼンノロブロイ 23 2 8.7% / 8.7%
ハーツクライ 31 1 3.2% / 19.4%

まとめ

無理やりステイゴールド産駒の優位な条件を抽出しましたが、他が避けるような、心身ともにタフさが求められる消耗の激しい条件で力を発揮し、かつレース後に故障もしない。

トータルで見ると顕著な数字にはなりませんが、古馬の芝2000m以上、1月の中山であればクラスが上がるほどステイゴールド産駒は頼りになる存在といえるのではないでしょうか。