マイラプソディの距離適性を集計結果から検証する

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マイラプソディの距離適性を集計結果から検証する

マイラプソディのBMSであるソルトレイクはダートの短距離馬という印象がありますが、実際集計してみると印象通りの結果になりました。

しかし、G1レース5勝で、オークスも制した名牝アパパネのBMSも同じくソルトレイクでした。

3歳の春、まだ競走馬として完成されていないこの時期であれば距離適性は能力で何とかなる、といわれます。

アパパネ自身はマイラーでしたが、距離適性への不安を克服した典型的な事例の一つとして挙げられるでしょう。

BMSソルトレイクの実績

以下過去7年間におけるBMSとしてのソルトレイクの実績です。

41頭の出走履歴があり、獲得賞金を基準にベスト10を降順にソートした結果は以下のとおりです。

馬名 1着 勝率/連対率 賞金
サイタスリーレッド 6 22.2% / 33.3% 111251000
イキオイ 2 3.2% / 8.1% 62122000
ダイナミックウオー 2 5.0% / 20.0% 61659000
マイラプソディ 3 100.0% / 100.0% 56455000
スイートジュエリー 3 33.3% / 33.3% 46520000
サウンドジャンゴ 2 6.1% / 15.2% 36900000
エネルムサシ 3 20.0% / 33.3% 35520000
シュガーヒル 1 4.8% / 14.3% 26413000
ローレルボルケーノ 1 4.8% / 19.0% 24470000
サイズミックレディ 1 4.8% / 23.8% 23140000

マイラプソディ以外はほぼダート馬です。

では条件別に成績を見ていきましょう。

便宜上、勝ちのない条件は省いています。

条件 出走回数 1着 勝率/連対率
ダ1000 22 2 9.1% / 13.6%
ダ1200 142 14 9.9% / 15.5%
ダ1300 16 3 18.8% / 31.3%
ダ1400 53 2 3.8% / 15.1%
ダ1600 19 2 10.5% / 15.8%
ダ1800 48 6 12.5% / 22.9%
芝1200 96 5 5.2% / 9.4%
芝1800 11 1 9.1% / 9.1%
芝2000 5 2 40.0% / 40.0%

芝の1800m以上の勝ちはすべてマイラプソディがあげたものです。

芝でここまで実績に乏しいとは思いませんでした。

ハーツクライとBMSソルトレイクの実績

マイラプソディと同じ組み合わせの馬にラッキーハンターという馬がいましたが、中央では未勝利、後に南関東に移籍しました。

なので、成功例のない組み合わせであるといえます。

当然ですが、だからといって駄目だというわけではありません。

ただ、力強い前例が見当たらないというだけです。

まとめ

血統的に短い距離に適性があっても不思議はないですが、マイラプソディは決して前向きとはいえない馬なので、「かからない=距離は問題ない」とされているそうです。

競争馬としての才能を認め、管理するのはダービーステーブル。

鞍上は日本ダービー最多勝ジョッキー。

気性は掴みどころがないみたいで、急に走るのを止めたり、レース中に反応がなくなったりするなど難しさをはらんでいますが、それなりに強い馬たちを能力でねじ伏せて重賞を勝った実績があるので、現在のところコントレイルやサリオスと並んでダービー馬候補の一頭です。

気性面でどのように成長できるかが、さらに上のレベルで勝つためには不可欠でしょう。