ザダルの距離適性を集計結果から検証する

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ザダルの距離適性を集計結果から検証する

ザダルのキャリア

2020年1月4日現在、5戦3勝で中山では3戦2勝3着1回。

トーセンラー産駒なので、芝が生え揃ったコンディション馬場でしか走らない、ひ弱な印象がありましたが、デビューが年明けの中山で2戦目も決してコンディションが良いとはいえない3月の中山。

骨っぽい相手に3連勝をしています。

キャリアを通じて過小評価されてきたのは、実績に乏しいトーセンラー産駒であるということと、兄弟にこれといった活躍馬がいないということもあるでしょう。

兄弟とレモンドロップキッド

兄弟は2頭。馬名登録こそされていますが、競争馬としての実績はほぼありません。

では、BMSであるレモンドロップキッドの実績を見ていきましょう。

BMSレモンドロップキッドの実績

過去7年間のJRAの主催競争において、BMSがレモンドロップキッドの馬はサダルも含め23頭いました。

トーセンラーとの組み合わせはサダルのみです。

12頭が勝ちあがり、2勝以上した馬は、5頭でした。

馬名 出走回数 1着 勝率/連対率
メイショウテッコン 12 5 41.7% / 41.7%
ディープオーパス 35 4 11.4% / 31.4%
ザダル 6 3 50.0% / 50.0%
テンモース 14 2 14.3% / 28.6%
レガーロ 10 2 20.0% / 20.0%

メイショウテッコンは中山の日経賞を勝っている重賞ウィナーで、ディープオーパスはダートのみの勝ち星ですが、4勝しています

2勝しているテンモース、レガーロも同じくダート馬での実績です。

ディープオーパス、テンモースは外国馬でレガーロはいわゆる持込馬なので、2勝以上しているBMSがレモンドロップキッドの内国産馬はいずれも芝でこその馬です。

2013年以前のデータも含めるとスノードンという馬がいましたが、この馬も芝で3勝をあげています。

トーセンラー産駒の実績

JRAの主催競争に出走の記録があるのは30頭で、そのうち勝ち上がっているのは5頭。

現3歳馬に勝ち上がった馬はいません。

2勝以上あげているのはアイラブテーラーとサダルのみ。

アイラブテーラーはサダルと同じくオープンクラスの馬でキャリア6戦ですべて連対しています。

極端に時計が早くなるとどうなるかはわかりませんが、今後おそらく芝の短距離G1を目指すことになるのでしょう。

セレクトセールで5400万円で取引され、父と同じ藤原厩舎に所属しているトーセンスカイの復帰と活躍が期待されます。

馬名 出走回数 1着 勝率/連対率 賞金
アイラブテーラー 6 4 66.7% / 100.0% 66224000
ザダル 6 3 50.0% / 50.0% 47718000
クロムウェル 21 1 4.8% / 4.8% 6000000
ファンシャン 14 1 7.1% / 14.3% 15400000
トーセンスカイ 3 1 33.3% / 66.7% 7400000

まとめ

サダルの二桁着順だった菊花賞は度外視でいいでしょう。

キャリア初の敗戦を喫した朝日セントライト記念の内容はまったく悲観するようなものではありませんでした。

スタートも反応も良く、周りに馬がいなくなると走らない感じがしますが、これといって癖はなさそうです。

おそらく2200mよりは2000mの方が良いでしょう。

低評価を覆す形でデビュー3連勝。

馬場が荒れている年明けの中山、馬場が固く先行馬が有利な5月の東京競馬場。

あまり条件を問わずパフォーマンスは安定しています。

トーセンラー産駒だから、という偏見は結果を出すまでは付いて回りますが、古馬になってからも、オープン、G3クラスであれば芝1600mから2000mの間でしぶとく活躍できるのではないでしょうか。