ウーマンズハートの距離適性を血統的な側面から集計

2020年1月26日ウーマンズハート, 競走馬ウーマンズハート, ゴドルフィン, ハーツクライ, 厩舎, 成績, 距離適性

2019年度阪神ジュベナイルF(G1)に出走し4着だったウーマンズハート。

圧巻のパフォーマンスだったレシステンシアに離された2、3着馬からさらに離れた4着でした。

出足が良く、すっと好位置を取れるスピードと器用さを見せました。

オークスよりはマイルの方が良さそうなスピードが勝った感じですが、父はハーツクライ、BMSはShamardal。

この組み合わせの前例と実績なども含めウーマンズハートの適性を見ていきたいと思います。

2013/01/01から2020/01/21までに行われた23470レースを集計した結果掲載しています

BMSがShamardalである馬の戦績

集計期間中にJRAの主催競争に出走した履歴があるのは23頭。

勝ち上がった割合はそのうち5頭で26%でした。

デザートストームはウーマンズハートの異父兄。

6歳馬ですが今後の短距離ダート路線を賑わせそうな存在です。

デビューは、2歳の夏と早いですが、現段階における高いレベルでのパフォーマンスの安定は今後のウーマンズハートの成長にも含みを持たせてくれます。

スマートフルーレはすでにダートの1800mで3勝しており、牝馬限定の交流重賞なら2、3勝しても不思議はない馬です。

以下のリストには賞金を獲得した馬のみ掲載しています。

馬名 キャリア 賞金
デザートストーム 5-5-6-9 85465000
ダノンハイパワー 3-2-1-18 50833000
ウーマンズハート 2-0-0-1 48367000
スマートフルーレ 3-5-0-2 38500000
マイグランクロア 1-0-3-17 15702000
マイラティーシャ 0-2-3-9 10000000
マイネルアストリア 1-0-0-5 6010000
ベストピクチャー 0-0-0-5 1400000
エイシントロイ 0-0-1-5 1300000
ニシノシコン 0-0-0-4 750000
グローバリズム 0-0-0-1 700000
ダノンユニヴァース 0-0-0-2 500000
ヒナノコバン 0-0-0-4 500000

BMSがShamardalである馬の距離実績

新潟マイルの2勝はウーマンズハートが挙げたもの。

2000m以上での入着の実績はありません。

傾向でいえばスピードが勝っている感じでしょうか。

ウーマンズハートも阪神ジュベナイルF(G1)では、レシステンシアのハナを叩こうと思えばできたんじゃないか、というくらいのスピードを見せてくれました。

すべてを載せると長くなるので、実績上位20番目のみ掲載しています。

競馬場 条件 キャリア 賞金
新潟 芝1600 2-0-0-0 38567000
阪神 ダ1800 2-1-0-5 20100000
阪神 ダ1200 1-1-2-2 19500000
京都 ダ1200 1-0-0-2 18480000
中山 芝1200 1-2-0-5 17688000
阪神 芝1400 1-0-0-4 15745000
京都 ダ1800 1-2-0-3 14400000
京都 芝1200 1-0-1-2 10100000
新潟 芝1200 1-0-0-3 10000000
中京 ダ1200 0-1-1-1 9954000
阪神 芝1600 0-0-0-1 9800000
函館 芝1200 0-1-4-4 9500000
京都 ダ1400 1-0-1-7 9300000
小倉 ダ1000 1-0-0-1 7500000
小倉 芝1200 0-2-0-2 6800000
札幌 芝1200 1-0-0-2 5750000
中京 芝1200 0-1-0-3 5388000
新潟 ダ1800 1-0-0-0 5000000
阪神 芝1200 0-0-2-1 4545000
福島 ダ1700 0-2-0-1 4000000

ハーツクライ×Shamardalの戦績

ハーツクライ×Shamardalの組み合わせはウーマンズハートのみ。

前例がないだけに期待も膨らみます。

現状はマイルでの実績しかありませんが、ウーマンズハートの活躍は今後の多様な展開を生むきっかけになるのではないでしょうか。

馬名 キャリア 賞金
ウーマンズハート 2-0-0-1 48367000

ハーツクライ×Shamardalの距離実績

ウーマンズハートと同じハーツクライ産駒で2019年度フリーズレビュー勝ち馬のサリオスの実績も似通っています。

東京マイルで2連勝し、阪神のマイルG1で圧勝。

スピードはあるけれども、パワーもある。

コーナーの多い中山のマイルで求められるスピードよりも、東京、新潟、阪神のような所謂ワンターンのマイルのほうがよりアドバンテージがあるといえるでしょう。

ウーマンズハートが最適なペースで走るにはひょっとしたら阪神コースでさえ少し忙しいかもしれませんが、このあたりを克服できるかどうかがカギになってくるのでないでしょうか。

競馬場 条件 キャリア 賞金
新潟 芝1600 2-0-0-0 38567000
阪神 芝1600 0-0-0-1 9800000

Shamardal産駒が活躍している条件

ライトオンキューはウーマンズハートと同じくゴドルフィンの所有馬。

2020年シーズンの短距離路線での飛躍が期待される1頭です。

まだまだ活躍できるでしょう。

便宜上、集計期間中に1着になった履歴のある馬しか記載しませんが、リスト上の8頭中6頭はゴドルフィンの所有馬でした。

馬名 出走回数 1着-2着 賞金
ライトオンキュー 14 5-1 106066000
エイシンエルヴィン 25 3-5 68216000
スパイチャクラ 27 3-7 43044000
トリプルエース 4 1-1 24842000
ソーラーフレア 10 2-1 18400000
ゴールデングローブ 3 1-0 17722000
レディオブパーシャ 5 1-0 11619000
プライモーディアル 4 1-0 5500000

まとめ

阪神ジュベナイルF(G1)でウーマンズハートよりも上位にきた馬はレースから逆算したようなローテーションでした。

ウーマンズハートは8月の終わり以来の実戦。

ペースもパターンも異なるなかで5着馬との競り合いに敗れず4着になったのはポテンシャルがあればこそです。

ビュイックは結果として厳しいレースをさせてしまったわけですが、この経験による上がり目は期待できます。

桜花賞まではレシステンシアの1強ムードですが、レースの内容面で見ればウーマンズハートにも上位に食い込めるだけの可能性はあります。

年々日本の競馬に適した馬を輩出、輸入することに成功しているゴドルフィン。

競争馬としてではなく、グローバルなリソースを持つグループの基礎となる牝馬としての活躍にも期待を寄せるファンもいるのではないでしょうか。