クラヴァシュドールの距離適性を血統的な側面から集計

2020年1月26日クラヴァシュドールクラヴァシュドール, ハーツクライ, 中内田厩舎, 成績, 距離適性

2019年度、阪神ジュベナイルFで3着になったクラヴァシュドール。

勝ちにいっての3着でしたが、2着馬もそれは同じ。

なので、牝馬限定のマイル路線における格付けとしては3番手というのが妥当でしょう。

血統はハーツクライとGiant’s Causewayというありそうであまりない組み合わせ。

BMSであるGiant’s Causewayの実績も含めてみていきたいと思います。

2013/01から2020/01/23までの合計23470レースをもとに集計しています。

BMSがGiant’s Causewayである馬の戦績

集計期間中にJRAの主催競争に出走した履歴があるのは157頭。下記のリストには便宜上、獲得賞金上位21頭を記載しています。

そのうち勝ち上がったのは67頭で42%

ツクバアズマオー、マスクゾロは重賞を買っています。

賞金順でソートするとクラヴァシュドールは21番目。

3勝以上している馬も19頭とBMSとして成功しているといえるでしょう。

ちなみに集計期間中、BMSがGiant’s Causewayの馬でもっとも成果を挙げたブリーダーは、やはり、ノーザンファームでした。

次にケイアイファーム、千代田牧場、ノースヒルズ、グランド牧場。

クラヴァシュドールの下河辺牧場は10番目でした。

馬名 キャリア 賞金
ツクバアズマオー 7-4-5-19 185448000
グレイトチャーター 5-7-4-23 145887000
マスクゾロ 7-2-0-7 139401000
カネトシビバーチェ 4-5-8-24 128241000
ゼンノサーベイヤー 5-5-3-10 98263000
タイセイドリーム 3-7-3-26 85036000
ブリュネット 3-5-3-18 79934000
レッドルーファス 4-3-2-16 79317000
スウィフトレイド 5-0-3-8 75520000
ロードシャリオ 4-6-2-14 68671000
センセーション 3-3-8-22 64217000
ディープジュエリー 4-1-2-9 62705000
ダノンレーザー 4-6-1-3 59541000
オニノシタブル 4-5-2-24 58490000
ヴォーガ 4-2-4-20 54230000
シベリウス 4-0-3-28 52462000
エイシンビジョン 4-1-1-9 50092000
デモニオ 2-5-6-15 46660000
サンマルクイーン 2-4-1-11 45870000
アンヴァルト 1-1-3-16 45549000
クラヴァシュドール 1-1-1-0 36256000

BMSがGiant’s Causewayである馬の距離実績

すべて記載すると長くなるので、上位25条件のみを記載します。

14のレコードの条件がダートで、中山の1800mで最も好成績を残しています。

芝だと中山の2000m。これはツクバアズマオー1頭の頑張りによるものです。

芝もダートももっと短い距離に偏っているのかと勝手に思っていましたが、東京の1800mではレッドルーファス、ディープジュエリーらがそれぞれ2勝を挙げています。

ただ、2000m以上となると実績がありません。

競馬場 条件 キャリア 賞金
中山 ダ1800 14-9-10-76 180111000
東京 ダ1400 6-8-5-61 106513000
阪神 ダ1400 9-6-3-25 100974000
中山 芝2000 4-2-1-10 99441000
京都 ダ1200 5-2-6-22 98955000
阪神 ダ1800 6-5-5-40 88199000
京都 ダ1400 4-4-6-25 83940000
京都 ダ1800 7-2-5-30 82037000
小倉 芝1200 5-6-7-21 81170000
福島 ダ1700 6-3-3-23 75208000
阪神 芝1200 2-2-5-7 69771000
東京 芝1800 4-1-1-14 67889000
東京 ダ1600 5-1-7-54 64477000
中京 ダ1800 2-4-4-20 57510000
東京 芝2000 1-2-2-17 54253000
札幌 ダ1700 3-2-5-10 52760000
阪神 芝1400 2-4-2-13 51228000
東京 芝1600 1-3-4-25 47165000
新潟 ダ1800 3-4-5-30 46144000
阪神 芝1600 2-2-2-22 45696000
中山 ダ1200 4-4-2-44 40740000
阪神 ダ2000 1-0-0-7 38699000
京都 芝1200 1-2-1-8 36723000
中山 芝1200 1-2-3-10 36449000
新潟 芝1000 1-1-4-13 35816000

ハーツクライ×Giant’s Causewayの戦績

集計期間中、ハーツクライ×Giant’s Causewayの組み合わせを持つ馬はクラヴァシュドールを含め6頭。

シュリは2019年1月にデビューし、3戦1勝2着1回の成績。コンスタントに走ることができていませんが、3戦のキャリアのうち3回とも1番人気になっています。

グレイトチャーター、ジャンナはいずれもオープンクラスまで勝ち上がっており、シュリも体勢が整えば勝ち上がることができるでしょう。

意外に前例が少ないだけにクラヴァシュドールの今後が楽しみでもあります。

馬名 キャリア 賞金
クラヴァシュドール 1-1-1-0 36256000
シュリ 1-1-0-1 10050000
ハミングパッション 1-0-1-6 6300000
フラワーオブライフ 0-0-0-6 500000
パーティクル 0-0-0-1

ハーツクライ×Giant’s Causewayの距離実績

そもそも頭数が少ないので距離実績もこの程度です。

阪神マイルの実績はクラヴァシュドールのみのものです。

東京での2着もそうで、京都1800mの実績は先ほど取り上げたシュリのものです。

新潟ダート1200mの1勝は、ハミングパッションが2017年に未勝利戦であげたもの。

現在は名古屋で走っているようです。

競馬場 条件 キャリア 賞金
阪神 芝1600 1-0-1-0 23166000
東京 芝1600 0-1-0-1 13090000
京都 芝1800 1-0-0-0 6000000
新潟 ダ1200 1-0-0-1 5000000
小倉 芝1800 0-1-0-1 3000000
東京 ダ1400 0-0-1-0 1300000
中京 芝1600 0-0-0-1 1050000
新潟 ダ1800 0-0-0-2 500000
中京 ダ1200 0-0-0-1
中山 ダ1800 0-0-0-1
中山 芝1600 0-0-0-3
東京 芝1800 0-0-0-2
福島 ダ1150 0-0-0-1

Giant’s Causeway産駒の主な実績馬

集計期間中、JRAの主催競争に出走した馬は32頭。

便宜上、1着になったことのある馬のみ記載しています。

芝のレースで目立った成績はアンコイルドが東京2000mで、準オープン、オープンを勝っていることと、アスターペガサスが新馬戦、函館2歳S(G3)を連勝したくらいでしょうか。

アンコイルドはその後のキャリアで重賞勝ちことありませんが、天皇勝秋で4着になるなど息の長い活躍をしました。

アスターペガサスは現役の4歳馬。短距離であれば芝・ダート問わずやれそうな感じ。復帰が待たれます。

ドリームキラリ、アンコイルドはいずれも矢作厩舎であることは、偶然であるとはいえないでしょう。

馬名 出走回数 1着-2着 賞金
ドリームキラリ 35 6-4 163076000
アンコイルド 26 2-2 137079000
アスターペガサス 9 2-2 76363000
アメリカンストーム 16 2-2 30764000
エーシンサファイア 16 1-2 29074000
エーシンスピーダー 15 2-0 28445000
カラーラビアンコ 13 0-2 10350000
メリオラ 9 1-0 7720000
ストームシャドウ 4 1-0 6300000

まとめ

いつかは日本の馬場に適応する馬が現れるといわれ続けてきたストームキャット系。

Giant’s Causewayはブリックスアンドモルタルの輸入が決まり再び脚光を浴びています。

ヘネシー産駒であるヨハネスブルクやヘニーヒューズの産駒は大活躍とはいえないまでもしっかり成果をあげています。

ヨハネスブルク産kのScat Daddyはさらに日本に適応ができる産駒を輩出しています。

少し話がそれましたが、クラヴァシュドールはBMSにストームキャット系の血を引きます。

クラシック候補の一頭であるウーマンズハートも同じ組み合わせではありませんが、BMSにGiant’s Causeway産駒のShamardal。

そして、意外なほど少ないハーツクライ×Giant’s Causewayの組み合わせ。

そこに現れたクラヴァシュドールやウーマンズハート。

馴染みがあるのに未知の要素が多分にあり、両馬ともにこれからという感じなので期待が高まります。