アドマイヤビルゴの距離適性を血統的な側面から集計

2020年4月25日アドマイヤビルゴ, 競走馬アドマイヤビルゴ, ディープインパクト, 友道厩舎, 成績, 距離適性

若葉ステークスを内容のある競馬で圧勝したアドマイヤビルゴ。

2戦目で走りはガラっと変わりました。

デビューは1月と遅くここからは上昇する一方でしょう。

皐月賞はパスして京都新聞杯へ。

ここを勝つことができれば、武豊騎手でダービーへというシナリオも現実味を帯びていくでしょう。

2013/01から2020/04/21までの合計24350レースをもとに集計しています。

BMSがイルーシヴシティである馬の戦績

集計期間中にJRAの主催競争に出走した履歴があるのは10頭。

そのうち勝ち上がったのはアドマイヤビルゴを含め3頭。

母馬はいずれもイルーシヴウェーヴ。

アドマイヤビルゴとサトノソロモンはともに2勝、2頭の全姉であるイルーシヴグレイスは1勝馬。

それ以外は未勝利です。

アシャカチャンはタイヘイ牧場の生産馬。

ゴールドスカイ、ハナオウギは輸入されたいわゆる外国馬です。

他7頭はノーザンファームの生産馬。

日本で成功実績のないBMSとしてのElusive City。

導入したノーザンファームはコツコツと抜け目なく可能性を追求していることがこうしたデータからもわかるのではないでしょうか。

馬名 馬齢 出走回数 キャリア 賞金
サトノソロモン 牡4 7 2-0-2-3 31994000
イルーシヴゴールド 牝5 19 0-7-1-11 27682000
アドマイヤビルゴ 牡3 2 2-0-0-0 26280000
イルーシヴグレイス 牝5 10 1-0-1-8 10350000
ハッピーアモーレ 牝4 6 0-1-1-4 5700000
ステラアルバ 牝3 5 0-0-1-4 2070000
イルーシヴハピネス 牝6 4 0-0-0-4 500000
ハナオウギ 牝5 5 0-0-0-5
アシャカチャン 牝3 2 0-0-0-2
ゴールドスカイ 牝6 1 0-0-0-1

BMSがイルーシヴシティである馬の距離実績

BMSがイルーシヴシティである馬の勝利数はアドマイヤビルゴの2勝を含め5勝。

アドマイヤビルゴは王道を進む予定なので芝での競争実績のみを記載しています。

頭数が少ないので明確な得手不得手は出ていませんが、芝でしか勝ちはありません。

最長距離芝2200mの3着の実績は2019年度京都新聞杯(G2)でサトノソロモンが記録したものです。

距離 出走回数 キャリア 賞金
芝2000 11 2-3-0-6 38164000
芝1800 11 1-2-2-6 20798000
芝1600 13 2-2-0-9 19200000
芝2200 4 0-0-1-3 15744000
芝1500 1 0-0-0-1 1100000
芝1200 2 0-0-0-2 500000
芝1400 1 0-0-0-1

ディープインパクト×イルーシヴシティの戦績

アドマイヤビルゴの兄であるサトノソロモンも2016年度セレクトセールで3億240万円で取引された馬ですがキャリア7戦目、京都のマイルで2勝目をあげました。

2着馬に並びかけられてから突き放す楽勝。

この兄弟の比較で興味深いのは馬体。

サトノソロモンは550キロ以上であるのに対し、アドマイヤビルゴは434キロで非常にコンパクト。

サイズだけでいえばディープインパクトを一回り小さくしたような感じ。

2頭ともに年明けのデビューでキャリア3戦目が京都新聞杯。

2戦2勝で挑むアドマイヤビルゴに対し、新馬戦で勝った後の大寒桜賞で7着に敗れ、ダービー出走へ最後のチャンスにかけた感じのサトノソロモン。

先述したとおり結果は3着でした。

アドマイヤビルゴに関していえば力が付ききっていない、成長過程という感じはしますが競争馬としてのセンスも含めた能力は期待を抱かせてくれるものがあります。

この組み合わせに実績はありませんが、未知の可能性はまだまだ残されています。

馬名 出走回数 キャリア 賞金
サトノソロモン 7 2-0-2-3 31994000
アドマイヤビルゴ 2 2-0-0-0 26280000
イルーシヴグレイス 10 1-0-1-8 10350000

競馬場別実績

アドマイヤビルゴ、サトノソロモンはともに関西馬。

なので、京都、阪神に実績が偏るのは当然ですが、京都競馬場での実績が際立っています。

競馬場 出走回数 キャリア 賞金
京都 5 3-0-1-1 34494000
阪神 2 1-0-1-0 22180000
中京 5 1-0-0-4 6600000
新潟 2 0-0-1-1 1900000
函館 1 0-0-0-1 1600000
札幌 1 0-0-0-1 1100000
東京 1 0-0-0-1 750000
中山 2 0-0-0-2

京都新聞杯をステップに日本ダービーに向かった馬たちの戦績

京都新聞杯を勝ってダービーを制した馬といえば、キズナ。

2着でしたが、ダービーで番狂わせを起こしたロジャーバローズが記憶に新しいところです。

以下集計期間中に行われた京都新聞杯の勝ち馬のリストです。

年度 馬名 人気
2019 レッドジェニアル キングカメハメハ 11
2018 ステイフーリッシュ ステイゴールド 7
2017 プラチナムバレット マンハッタンカフェ 2
2016 スマートオーディン ダノンシャンティ 1
2015 サトノラーゼン ディープインパクト 2
2014 ハギノハイブリッド タニノギムレット 3
2013 キズナ ディープインパクト 1

では、京都新聞杯で賞金を加算しダービー出走に至った馬たちの成績はどうだったのか?

年度 馬名 京都新聞杯 ダービー
2019 レッドジェニアル 1着 8着
2019 ロジャーバローズ 2着 1着
2018 ステイフーリッシュ 1着 10着
2018 アドマイヤアルバ 2着 9着
2016 スマートオーディン 1着 6着
2016 アグネスフォルテ 2着 14着
2015 サトノラーゼン 1着 2着
2015 ポルトドートウィユ 2着 12着
2014 ハギノハイブリッド 1着 13着
2014 サウンズオブアース 2着 11着
2013 キズナ 1着 1着
2013 ペプチドアマゾン 2着 4着

キズナ、ロジャーバローズ、サトノラーゼン、ポルトドートウィユ。

4頭のディープインパクト産駒の名前があります。

ダービーでの戦績は2勝、2着1回。ポルトドートウィユはダービーに出走することで精一杯という感じでした。

京都新聞杯で本賞金を加算できたディープインパクト産駒のダービーでの成績はとてもポジティブです。

まとめ

2020年度の牡馬クラシック戦線はコントレイルとサリオスが抜けた存在。

皐月賞の内容を見ると、上位2頭とそれ以下の馬たちとは勝負付けは済んでしまった感があります。

しかし、コントレイルには距離、サリオスには雄大さが過ぎる馬体、というジンクスがあります。

アドマイヤビルゴは1月デビュー。

年明けにデビューした馬がダービーを勝ったのは2000年のアグネスフライトが最後。

デビューが遅れたのはそれなりの理由があってのことです。

前走からどれだけ良くなっているか?

どんな走りを見せるか?

注目度だけでいえば、アドマイヤビルゴはコントレイルやサリオスにひけをとらないだけの魅力があります。