ケヴィンの距離適性を血統的な側面から集計

キズナ, ケヴィン, 種牡馬キズナ, ケヴィン, 成績, 距離適性, 長谷川浩厩舎

2020年度若駒Sで1着になったケヴィン。

4戦2勝というキャリアはすべて芝2000mでのもの。

かつてディープインパクトが勝ち、近年ではマカヒキが若駒Sを飛躍のステップとし、後ににダービー馬となった出世レース。

少頭数ながらラインベック、アリストテレスといった実績のある良血馬の追撃を凌ぎ切ったわけですから価値があります。

BMSはあまり馴染みのないアナバーブルー。

BMSであるアナバーブルーの実績も含めてケヴィンの可能性をみていきたいと思います

2013/01から2020/01/27までの合計23540レースをもとに集計しています。

BMSがアナバーブルーである馬の戦績

驚くほど事例がありません。

シーレーンはケヴィンの異父兄弟。

ハーツクライ産駒で中央競馬の平地競争では未勝利。

障害競争で1勝、2着1回の実績があります。

強いていえば前例がない面白さはあります。

馬名 キャリア 賞金
ケヴィン 2-0-1-1 31168000
シーレーン 0-0-0-4

BMSがアナバーブルーである馬の距離実績

すべての賞金はケヴィンが獲得したものです。

障害を走っていたので、気性に大きな問題は抱えていなかったのでしょうけれども平地で戦えるほどのスピードはなかったともいえます。

ケヴィンもおそらく時計が早くなると良くはないでしょう。

競馬場 条件 キャリア 賞金
京都 芝2000 2-0-1-0 29668000
阪神 芝2000 0-0-0-1 1500000
中京 ダ1400 0-0-0-1
京都 ダ1800 0-0-0-1
京都 芝1600 0-0-0-1
阪神 芝1800 0-0-0-1

キズナ×アナバーブルーの戦績

前段でもわかる通りこの組み合わせは唯一です。

母トレラピッドは現役時代は主にフランスで走り、2008年にエリザベス女王杯に出走しています。

リトルアマポーラが勝ったというよりは、ポルトフィーノがスタート直後に落馬したといった方が記憶に残っている感じのある2013年度のエリザベス女王杯にトレラピッドも出走していました。

結果は10人気で13着。

日本で初めての産駒はリップヴァンウィンクルを父に持つトレサンセール。

馬名登録はされていますが、未出走で抹消されています。

なぜトレラピッドがわざわざ日本に輸入されたのか不思議な感じがしますが、それだけにケヴィンがどれだけやれるかの持つ意味は大きくなります。

馬名 キャリア 賞金
ケヴィン 2-0-1-1 31168000

キズナ×アナバーブルーの距離実績

時計がかかっている2000mで走って、負けるにしても大きくは負けていません。

おそらく若駒Sで見せたようなレースが形としては良いのでしょう。

決め手はないので、動くに動けないところに入ってしまうと難しい。

繰り返しになりますが、ラインベックもアリストテレスもクラシック路線に乗っても何ら不思議のない実力馬です。

ケヴィンはそうした馬たちを相手に自ら動き勝ち切ったわけですから相応の評価が必要でしょう。

競馬場 条件 キャリア 賞金
京都 芝2000 2-0-1-0 29668000
阪神 芝2000 0-0-0-1 1500000

キズナ産駒の主な実績馬

便宜上、集計期間中に賞金で上位20頭のみ掲載しています。

依然としてトップはビアンフェ。

クリスタルブラック、マルターズディオサといったクラシックへの出走権を手にしている2頭の後にケヴィンがいます。

こうしてみると、まだまだキズナ産駒の層が薄い感じがします。

条件を問わず、2勝馬が9頭いるのはポジティブな結果であるといえるでしょう。

馬名 出走回数 1着-2着 賞金
ビアンフェ 5 2-2 54468000
クリスタルブラック 2 2-0 45455000
マルターズディオサ 4 2-2 44349000
ケヴィン 4 2-0 31168000
ルーチェデラヴィタ 4 2-0 23245000
クリスティ 5 2-2 21850000
クリアサウンド 3 1-0 19078000
エグレムニ 4 2-1 18087000
シャンドフルール 3 2-0 17287000
ヴォルスト 4 2-0 15400000
アカイイト 6 1-1 12354000
レジェーロ 5 1-2 11866000
オールザワールド 5 1-2 11700000
グランスピード 3 1-1 11440000
ハギノエスペラント 5 1-0 9860000
スマートリアン 3 1-1 9066000
カインドリー 4 1-0 8500000
リメンバーメモリー 6 1-0 8050000
ベストジーニスト 3 1-0 7500000
キョウエイゴー 8 1-0 7350000

まとめ

ケヴィンに関して言えば、堅実でしぶとい。

溜めたところで知れている感じなので、積極的に動いて後は相手次第ということになりそうです。

いかんせん初年度のキズナ産駒。

もしも、ケヴィンがノヴェリストやタートルボウルの産駒であったなら注目は半減していたのではないでしょうか。

ディープインパクトの後継種牡馬としても期待されているキズナだけにクリスタルブラックと同様、ケヴィンも実力以上の期待が集まることは間違いなさそうです。