デアリングタクトの適性を血統的な側面から集計

2020年5月11日エピファネイア, デアリングタクトエピファネイア, デアリングタクト, 成績, 杉山晴紀厩舎, 距離適性

キャリア3戦3勝で桜花賞を制したデアリングタクト。

キャリア3戦目での優勝はハギノトップレディ以来、40年ぶりの快挙とのこと。

エルフィンステークスから中64日、初コース。

対戦相手のレベルも一気に上がりましたが、能力とセンスの差で覆した印象。

次はキャリア最短のインターバル、中48日でオークスに向かう予定になっています。

2013/01から2020/05/03までの合計24488レースをもとに集計しています。

エピファネイア×キングカメハメハの実績

複数勝利はデアリングタクトのみ。

オークスでは最大のライバルになると目されていたスカイグルーヴですが、フローラステークスでは惨敗といっていい内容。

エピファネイア産駒のスケールの担い手はもはやデアリングタクト1頭にかかっています。

イズジョーノキセキはチューリップ賞で4着、忘れな草賞では惜しくも2着。

7頭中6頭が勝ち上がっており、箸にも棒にも掛からない馬はいないので、成功が約束された組み合わせという見立てに間違いはなさそうです。

デアリングタクトは牝馬なので、牝馬のエピファネイア産駒という条件を付けて集計すると結果は以下の通り。

馬名 出走回数 戦績 勝率/連対率 賞金
デアリングタクト 3 3-0-0-0 100.0% / 100.0% 157375000
スカイグルーヴ 3 1-1-0-1 33.3% / 66.7% 27330000
イズジョーノキセキ 6 1-1-0-4 16.7% / 33.3% 22864000
ヒバリ 6 1-1-0-4 16.7% / 33.3% 12838000
マルカエイペックス 4 1-1-1-1 25.0% / 50.0% 9670000
クラヴェル 2 1-0-0-1 50.0% / 50.0% 7000000
ファートゥア 6 0-0-2-3 0.0% / 0.0% 3600000

エピファネイア×キングカメハメハの距離実績

エピファネイア産駒の牝馬、クラシックレースは芝コースで行われるので芝という条件を加えています。

距離 出走回数 キャリア 勝率/連対率 賞金
芝1600 14 6-1-0-6 42.9% / 50.0% 186775000
芝2000 4 1-2-0-1 25.0% / 75.0% 35394000
芝1200 7 1-1-1-4 14.3% / 28.6% 14138000
芝1800 3 0-0-1-2 0.0% / 0.0% 2570000
芝1400 2 0-0-1-1 0.0% / 0.0% 1800000

マイルでの実績が抜けています。

出走回数が多いのはやはり、この条件があっていると思しき馬が多いということでしょう。

では具体的にどの競馬場で成績を上げているのか見ていきましょう。

便宜上、賞金ベースでソートした上位10の条件のみ記載しています。

競馬場 距離 出走回数 キャリア 勝率/連対率
阪神 芝1600 5 3-1-0-1 60.0% / 80.0%
京都 芝1600 4 3-0-0-1 75.0% / 75.0%
中山 芝2000 1 0-1-0-0 0.0% / 100.0%
東京 芝2000 2 1-0-0-1 50.0% / 50.0%
阪神 芝2000 1 0-1-0-0 0.0% / 100.0%
小倉 芝1200 4 1-0-0-3 25.0% / 25.0%
阪神 芝1200 2 0-1-0-1 0.0% / 50.0%
阪神 芝1800 1 0-0-1-0 0.0% / 0.0%
東京 芝1400 2 0-0-1-1 0.0% / 0.0%
中山 芝1600 3 0-0-0-2 0.0% / 0.0%

桜花賞馬のオークスにおける戦績

集計期間中のオークス馬は桜花賞組から5頭、忘れな草賞組から2頭輩出されています。

2冠馬はアーモンドアイのみ。

集計期間中の歴代、桜花賞を経由したオークス馬は以下の通り。

年度 馬名 桜花賞成績
2018 アーモンドアイ 1
2016 シンハライト 2
2017 ソウルスターリング 3
2014 ヌーヴォレコルト 3
2013 メイショウマンボ 10

一方、桜花賞馬のオークスにおける戦績は以下の通り。

年度 馬名 オークス着順
2018 アーモンドアイ 1
2017 レーヌミノル 13
2015 レッツゴードンキ 10
2014 ハープスター 2
2013 アユサン 4

2019年度桜花賞馬のグランアレグリアはオークスには向かわずNHKマイルへ。

2016年度桜花賞馬のジュエラーはオークスを前に骨折が判明。オークスには出走しませんでした。

キャリア4戦目、無敗での2冠制覇となれば、長くこの記録は破られることはないでしょう。

過去10年のうち牝馬3冠を制したアパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイの3頭はいずれも桜花賞より以前に敗戦がありました。

偉大な馬たちでさえなしえなかったことに挑むデアリングタクト。

オークスでは割に大きな記録がかかっています。レースが近づいてくると余計な重圧にさらされることになるのかもしれません。

まとめ

3戦3勝でオークスに挑むデアリングタクト

2019年度オークス馬のラヴズオンリーユーも同じく3戦3勝でオークスに出走し、優勝しました。

ラヴズオンリーユーは桜花賞ではなく、忘れな草賞からオークスに出走。

集計期間中に桜花賞、オークスを勝ったのはアーモンドアイのみ。

ソウルスターリングやハープスタークラスではクリアできない壁でした。

しかし、桜花賞組でオークスになって良さそうなのはミヤマザクラくらいでしょうか。

2戦2勝でスイートピーSを制したデゼルは能力的にダークホースになりえますが、2度の関東への遠征と距離延長がネックになりそうです。

その他のグループも距離適性はあってもG1レースを勝ち切るほどの決め手にはかける印象。

デアリングタクトにとっての脅威は対戦相手というよりは、距離と臨戦過程。

オークスはデアリングタクトのコンディションさえ整っていれば能力で克服することができるレベルのレースになりそうです。