インティの距離適性を血統的な側面から集計

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フェブラリーS連覇に挑むインティ。

東京ダート1600mといえば、ゴールドアリュール産駒の独壇場ともいえる舞台ですが、2020年度フェブラリーSはサンライズノヴァのみ。

ゴールドドリームは引退し、クリソベリルは海外遠征を予定。

インティの父はケイムホーム。

地味な存在ながら日本競馬史に名を残す馬を輩出しました。

2013/01から2020/02/16までの合計23750レースをもとに集計しています。

BMSがノーザンアフリートである馬の戦績

競争成績があるのはインティ、アスワンサンセットの2頭のみ

アスワンサンセットは2020/02/19現在キャリア1戦のみ。

京都ダ1800m(重)の新馬戦に出走し、勝ち馬から1.7秒差の7着に敗れています。

日本で繋養されているBSMがノーザンアフリートの馬は8頭馬名登録されています。

最年長が2014年生まれのインティ。

うちデビューを控えた2歳馬が3頭、当歳が1頭。

インティの半兄弟のニャメは5歳になりますが、デビューできていません。

馬名 キャリア 賞金
インティ 7-0-2-2 247648000
アスワンサンセット 0-0-0-1

ケイムホーム産駒の得意な条件は?

ケイムホーム産駒が最も成果を挙げている条件はダートの1400m。

その次がダート1200m。で3番目は何と芝の1200m。

賞金をベースにソートしているので、4番目はダートの1600m。

これはインティがケイムホーム産駒として唯一JRAのG1レースを勝った際の賞金の割合が30%以上を占めます。

単純に出走回数と、勝利数の多さでいえばダート1200mがもっとも多い。

条件 出走回数 1着-2着 賞金
ダ1400 393 24-14 438895000
ダ1200 520 32-22 384985000
芝1200 308 18-14 342090000
ダ1600 105 11-7 312011000
ダ1800 241 13-17 299756000

より勝つことが難しい条件を付与するとどうなるか?

3勝クラス以上で最も実績を残している条件を調べると、

フェブラリーSが行われる東京ダート1600mで高い実績をあげています。

条件 競馬場 出走回数 1着-2着 賞金
ダ1600 東京 19 4-3 228287000
ダ1800 中京 5 1-0 81480000
ダ1400 京都 21 3-2 76729000
ダ1400 阪神 24 2-2 67408000
ダ1800 京都 9 1-1 41730000
ダ1400 東京 13 1-1 33478000
ダ1700 小倉 5 1-1 32686000
ダ1400 中京 7 1-0 23408000
芝1200 小倉 13 1-1 23387000
ダ1150 福島 1 1-0 18480000
芝1200 新潟 2 1-0 18299000
ダ1200 新潟 6 0-2 18096000
芝1200 福島 8 0-2 15888000
芝1200 京都 7 0-1 13414000
芝1200 札幌 2 0-1 8874000

インティがフェブラリーSを勝ったことを差し引いてもこの条件で他に活躍した馬がいたからこその数字です。

インティ以外にフェブラリーSが行われるこの条件で実績を残した馬を挙げておきます。

便宜上、同条件で賞金を獲得した実績がある馬のみ記載しています。

馬名 出走回数 キャリア 賞金
インティ 1 1-0-0-0 103108000
タガノトネール 3 1-1-0-1 53725000
シンゼンレンジャー 4 1-0-1-2 23130000
カチューシャ 2 1-0-0-1 21308000
サウンドリアーナ 1 0-1-0-0 14168000
ワンダーコロアール 3 0-1-1-1 12848000

インティにとって最適な条件は?

インティのJRAの主催競争におけるキャリアは11戦7勝。

交流G1では2戦0勝。

力のいるダートは合わないらしいです。

掲示板を外したのは過去に2回。

デビュー戦と、2019年度みやこS。

条件がJRAのコースであれば、特に苦手なコースというのはないのかもしれませんが、合わない展開というのはあるでしょう。

ペースを握って自分でレースを動かしてリードを奪いそれを最後まで守り切る。

それがインティの勝ちパターンです。

最高レベルではポジションを奪うことは簡単ではありません。

しかし、最初の約150mほどが芝でそれからダートコースという東京ダート1600mの独特な条件がケイムホーム産駒であるインティにプラスに作用するかもしれましれません。

ただ、やはり枠順などの運は必要でしょう。

インティのペースを乱しうる馬の存在

インティのラップを刻み、レースを動かしリードを奪う。

この展開に持ち込むことができれば、見劣らないだけの実力はあるはずです。

しかし、それを阻む存在がいれば余計な消耗を強いられることになります。

ただ、最初の2ハロンのスピードがあるというだけでは意味がありません。

先述した通り、東京のダート1600mは芝でスタートします。

やはりこの条件での実績がものをいうことになるでしょう。

おそらくインティよりもワイドファラオの方が早く、溜めても伸びるわけではないので先手を奪うのはこちらでしょう。

なので、インティにとってワイドファラオが内に入ってくれたことは幸運であり、スタートさえ失敗しなければやりたいレースはできるはずです。

フェブラリーSの舞台、東京ダート1600mの実績を見る

2020年度フェブラリーSの出走メンバー中、最もコース実績がある馬はどの馬か?

賞金ベースでソートすると以下の通り。

馬名 出走回数 1着-2着 賞金
ノンコノユメ 10 5-1 248223000
サンライズノヴァ 9 4-1 131202000
インティ 1 1-0 103108000
ワンダーリーデル 5 2-0 62702000
アルクトス 4 4-0 54239000
ワイドファラオ 1 1-0 35539000
ミッキーワイルド 2 1-1 15200000
タイムフライヤー 1 0-1 15166000
キングズガード 4 0-0 8400000
ケイティブレイブ 4 0-0 5240000
デルマルーヴル 1 0-0 4832000

目を引くのはアルクトス。

この条件で負けがありません。

ポジションをとれる器用さ、より短い距離での実績もあります。

ワイドファラオの後ろ、内の3、4番手。

インティと同じく自分のレースができそうです。

まとめ

昨年2着のゴールドドリームは引退し、ルヴァンスレーブも依然として復帰の目途が立っておらず、クリソベリルは不在。

G1ホースは5頭いますが、中央のダートG1ホルダーはインティとノンコノユメのみ。

メンバー的には今一つといった感じなので、ダート2戦目のモズアスコットも人気になるでしょう。

しかし、G1レースでは何だかんだで格がものをいいます。

インティは適距離とはいえないチャンピオンズカップの条件で息が入らない逃げを強いられましたが、結果はクリソベリル、ゴールドドリームに次ぐ3着。

2度目のフェブラリーS。

6連勝で迎えた昨年とは違い、フェブラリーSで勝って以降は勝ちのないインティ。

経験がマイナスに作用する馬もいますが、おそらく最適といえるこの条件でなら、コンスタントに何ができるかを見せてくれるでしょう。