インディチャンプの距離適性を血統的な側面から集計

2020年5月30日インディチャンプ, ステイゴールドインディチャンプ, ステイゴールド, 成績, 距離適性, 音無秀孝厩舎

安田記念連覇に挑むインディチャンプ。

再び同じ舞台でアーモンドアイと対戦します。

メンバーがそろっていなかったものの、前哨戦は圧勝。

ピークの状態で本番に挑めるとコンディションは音無師の折り紙つきです。

2013/01から2020/05/24までの合計24695レースをもとに集計しています。

インディチャンプの母であるウィルパワーの産駒の実績

インディチャンプの母はウィルパワーでBMSキングカメハメハ。

ウィルパワーの母はトキオリアリティーなので、ネオリアリズムやリアルインパクトは異父弟にあたります。

現役時代は芝・ダートで4勝。

3勝クラスで現役を終えました。

インディチャンプのひとつ下にはジャスタウェイ産駒初の重賞馬となったアウィルアウェイがいます。

アウィルアウェイの主戦場は芝1200m。

インディチャンプの立ち回りなんかを見ているともっと短い距離でもやれるんじゃないかとも思いますが、たぶんマイルより短い距離に使われることはないでしょう。

以下の集計表は芝での実績に限定しています。

生年 馬名 戦績 賞金
2015 インディチャンプ 8-1-2-3 431672000
2016 アウィルアウェイ 4-1-1-5 118760000
2014 ミスパッション 0-0-0-2 1450000

ウィルパワーの産駒は1200から1600まで、であるとするならば、インディチャンプにとって東京の1600mはぎりぎりかいくらか長い条件といっていいのかもしれません。

インディチャンプの得意な条件は?

国内のレースでは掲示板を外したことのないインディチャンプ。

ただ、毎日王冠でも中山記念でも距離延長には対応できませんでした。

競走馬としてより成熟したことによって、適性がより短い距離に振れていないか、安田記念の内容ではっきりするのではないでしょうか。

距離 戦績 賞金
芝1600 7-1-0-2 388017000
芝1800 0-0-2-1 36655000
芝1400 1-0-0-0 7000000
競馬場 距離 戦績 賞金
京都 芝1600 3-0-0-1 189552000
東京 芝1600 2-0-0-0 152934000
阪神 芝1600 1-1-0-1 30209000
東京 芝1800 0-0-1-0 17100000
中京 芝1600 1-0-0-0 15322000
中山 芝1800 0-0-0-1 10000000
阪神 芝1800 0-0-1-0 9555000
阪神 芝1400 1-0-0-0 7000000

G1は2走しかしていませんが、2連勝。アーモンドアイやダノンプレミアム、キングリーらがいたレースで出した結果だからこそ価値があります。

インディチャンプは本番での勝負強さを見せています。

5歳のステイゴールド産駒の実績について

集計期間中ステイゴールド産駒はG1レースを7頭で11勝しています。

ゴールドシップが3勝、フェノーメノ、インディチャンプが2勝ずつ。

この傾向は粒揃いで3歳でのG1勝利数が多い、ディープインパクト産駒と大きく異なります。

年度 馬名 馬齢 レース名
2019 インディチャンプ 牡4 安田記念
2019 インディチャンプ 牡4 マイルチャンピオンS
2018 レインボーライン 牡5 天皇賞(春)
2017 アドマイヤリード 牝4 ヴィクトリアマイル
2015 ゴールドシップ 牡6 天皇賞(春)
2014 フェノーメノ 牡5 天皇賞(春)
2014 ゴールドシップ 牡5 宝塚記念
2013 レッドリヴェール 牝2 阪神ジュベナイルF
2013 フェノーメノ 牡4 天皇賞(春)
2013 ゴールドシップ 牡4 宝塚記念
2013 オルフェーヴル 牡5 有馬記念

集計期間中のステイゴールド産駒のG1レースにおける戦績に限っていいえば、5歳牡馬の成績が最も優秀です。

過去のステイゴールド産駒の実績からいっても、2020年、5歳のインディチャンプがマイルというカテゴリでトップを維持できたとしても何ら不思議はありません。

まとめ

4歳になってからのインディチャンプの戦績は、連敗こそありませんが、連勝もありません。

香港マイルでは低調なパフォーマンスでしたが、国内におけるG1は2戦2勝。

古馬になってから敗れている3つのレースに共通しているのは頭数。

10頭立てだと、どうしてもペースは落ち着きがちです。

毎日王冠の敗戦後音無調教師は距離が長かったという、内容のコメントをしていたらしいですが、マイルでのレースを見ていると東京ならもう少し短い距離でもやれるんじゃないかという感じはします。

中山記念はより立ち回りの馬さがいかせる舞台だったのですが、思いのほか伸びませんでした。

2着は楽にあるかという手応えでしたとレース後に福永騎手はコメント。

大きくは崩れないものの、2着が1度しかないキャリア。

2戦2勝の東京マイルでアーモンドアイを下し久しぶりに連勝できるか。

マイルという条件におけるインディチャンプのポテンシャルにはまだ計り知れない可能性が残されています。