ウインブライトの距離適性を血統的な側面から集計

ウインブライト, ステイゴールドウインブライト, ステイゴールド, 成績, 畠山吉宏厩舎, 距離適性

5歳の4月香港のQE2世Cで初めてG1レースを勝ったウインブライト。

その年の12月には、同じシャティン競馬場でで香港カップ(G1)を制しました。

未勝利戦を勝って以来、東京での戦績はさっぱりであるのに対し、中山の芝1800mでは負け知らず。

G1ホースながらここまで得手不得手に偏りがある馬は歴史的にみても珍しいのではないでしょうか。

2013/01から2020/02/16までの合計23750レースをもとに集計しています。

ウインブライトが得意な条件

デビューは6月と早いです。

初勝利は3戦目。

2歳のうちに4戦し、明け3歳。

中山の芝1800のレース若竹賞、スプリングS(G2)を連勝。

その後王道を進むも結果は振るわず、11月の福島記念(G3)で勝ち、明け4歳の中山金杯で2着、芝1800の中山記念(G2)で勝利。

ウインブライトのJRA主催競争における条件別集計結果

競馬場 条件 出走回数 キャリア 賞金
中山 芝1800 4 4-0-0-0 190618000
中山 芝2000 3 1-1-0-1 57737000
福島 芝2000 1 1-0-0-0 41574000
東京 芝1800 3 1-0-0-2 5000000
中山 芝1600 1 0-1-0-0 4094000
福島 芝1800 1 0-0-0-1 500000
東京 芝2400 1 0-0-0-1
東京 芝2000 1 0-0-0-1
東京 芝1600 1 0-0-0-1
中山 芝2200 1 0-0-0-1
阪神 芝2000 1 0-0-0-1
京都 芝1600 1 0-0-0-1

中山の芝1800mは4戦4勝。

2000を超える距離での実績は皆無です。

いつまで現役を続けるのかはわかりませんがおそらくウインブライトの格からいって福島で走ることはもうないでしょう。

となると国内では中山記念しか活躍の場はないのではないか、というような偏りのある戦績です。

ウインブライトが良績を残した時期

ウインブライトは中山記念が行われる芝1800mの条件が得意なことがわかりました。

ウインブライトは3歳時、中山記念と同じ開催で行われる皐月賞トライアルスプリングS(G2)を勝っています。

ほぼ同時期に重賞を3勝しているということは、時期も関係しているのかもしれません。

ウインブライトのJRA主催競争における月ごとの集計結果は以下の通り。

出走回数 キャリア 賞金
2月 2 2-0-0-0 125498000
1月 3 2-1-0-0 68045000
3月 1 1-0-0-0 54812000
11月 3 2-0-0-1 46574000
12月 1 0-1-0-0 4094000
7月 1 0-0-0-1 500000
10月 3 0-0-0-3
9月 1 0-0-0-1
6月 1 0-0-0-1
5月 1 0-0-0-1
4月 2 0-0-0-2

11月から3月の5か月間に結果を残していることになります。

懸念材料であるジョッキーの交代

戦績からいってもクセが強そうなウインブライト。

キャリア3戦目以降は松岡正海騎手しか騎乗していません。

しかし、中山芝1800mは実績のある条件。ここでは問題はないという観測も成り立ちます。

騎乗するのはミナリク。

心配をなくすためにもミナリクのデータを見ておきましょう。

ウインはビッグレッドファーム系の法人。

なので、集計期間中ミナリクがビッグレッドファーム、コスモヴューファーム、ウインの所有する馬に騎乗した際の成績を集計しました。

オーナー 出走回数 キャリア 賞金
ウイン 10 1-0-0-9 9520000
ビッグレッドファーム 4 0-0-1-3 1300000
コスモヴューファーム 1 0-0-0-1

ビッグレッドファーム系の馬で特に成果をあげているというわけではありませんでした。

では、畠山吉宏厩舎とのつながりを調べると、集計期間中における騎乗回数は3回。

すべて二桁着順でした。

ミナリクを選んだ理由については、「経験値があるから」とのこと。

ドバイ、香港はモレイラが騎乗予定だそう。

今期で3年連続の短期免許での来日ですが、4月3日までなので昨年を上回れるかどうかといったところです。

特に際立って良いというわけではありません。

年度 出走回数 成績 賞金
2020 119 5-5-2-106 96834000
2019 183 11-12-14-146 211363000
2018 127 9-7-7-103 159854000

まとめ

集計期間中に同一重賞を3勝した馬は何頭いたか調べると、3頭いました。

アルバート(ステイヤーズS)、フェイムゲーム(ダイヤモンドS)、そして、ゴールドシップ(阪神大賞典)。

いずれも長距離レースです。

世代交代の舞台となりやすい1800mという条件で連覇していること自体凄いことです。

過去7回の中山記念において、ステイゴールド産駒が3勝、ディープインパクト産駒は0勝です。

年度 馬名 父親
2019 ウインブライト ステイゴールド
2018 ウインブライト ステイゴールド
2017 ネオリアリズム ネオユニヴァース
2016 ドゥラメンテ キングカメハメハ
2015 ヌーヴォレコルト ハーツクライ
2014 ジャスタウェイ ハーツクライ
2013 ナカヤマナイト ステイゴールド

少頭数ですが、マルターズアポジーがいることである程度レースは流れそうです。

先述した通り、ウインブライトの良績の条件は偏っています。

中山芝1800mでは無類の強さを見せてきました。

心配なのは斤量差。

しかし、実力馬の条件はほぼ同じ。

ここが本番ではありません。

であれば、得手不得手がものをいうのではないか。

ウインブライトが中山芝1800mでは4戦4勝であることはおぼえておいた方が良さそうです。