ガロアクリークの距離適性を血統的な側面から集計

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キンシャサノキセキ産駒としてはじめてダービーに出走するガロアクリーク

デビュー以来、低評価を覆し続けてスプリングSを制し、皐月賞に出走。

上位2頭には離されたものの3着。

心配なのはやはり距離。

スプリングS、皐月賞でガロアクリークに騎乗したヒューイットソンは能力の高さを認めたうえで

道中リラックスできる

と折り合いがつくことを強調しています。

2013/01から2020/05/10までの合計24557レースをもとに集計しています。

BMSがキングマンボである馬の戦績

キングカメハメハやエルコンドルパサーといった日本競馬史に残る名馬を輩出したわりに、BMSとしての成果はそれほどでもありません。

芝での成績という条件を付けています。

ただ、集計期間中の獲得賞金の上位3頭のうち2頭がキンシャサノキセキ産駒。

3歳で2勝馬のガロアクリークが3番目という序列のそれほどレベルが高くないランキングになっています。

集計期間中の獲得賞金をベースにソートした上位10頭のみを記載しています。

馬名 出走回数 キャリア 勝率/連対率 賞金
ビッグアーサー 14 8-2-1-3 57.1% / 71.4% 299811000
シュウジ 27 4-4-1-17 14.8% / 29.6% 208905000
ガロアクリーク 5 2-0-1-2 40.0% / 40.0% 94747000
ステイブラビッシモ 27 4-3-8-12 14.8% / 25.9% 92970000
レディオブオペラ 9 5-2-1-1 55.6% / 77.8% 80010000
コウエイオトメ 16 2-3-0-11 12.5% / 31.3% 67696000
ブラックスビーチ 18 3-3-0-12 16.7% / 33.3% 62740000
ニシノテキーラ 21 1-5-2-13 4.8% / 28.6% 57250000
スリーカーニバル 32 3-3-0-26 9.4% / 18.8% 56645000
リラコサージュ 9 1-0-2-6 11.1% / 11.1% 53171000

BMSがキングマンボである馬の距離実績

芝の3勝クラス以上での実績という条件を付けています。

短距離での実績が顕著です。

条件 出走回数 戦績 賞金
芝1200 54 9-5-2-37 459370000
芝1800 36 3-1-2-30 134839000
芝1400 34 2-1-3-28 120652000
芝1600 41 1-3-4-32 86684000
芝2000 27 0-1-2-23 85111000
芝2400 16 1-1-0-14 43035000
芝2200 6 0-1-1-4 11535000
芝3400 1 0-0-0-1
芝2500 2 0-0-0-2
芝1000 1 0-0-0-1

ガロアクリークに話を戻すと、典型的な短距離馬の体つきではなく、折り合いがつき能力が高い。

なので距離はある程度はもつということでしょう。

キンシャサノキセキ産駒の距離実績

日本ダービーに出走したキンシャサノキセキ産駒はいません。

ガロアクリークが出走すれば初めてのことになります。

牡馬クラシックに関していえば、2016年の皐月賞にアドマイヤモラールが出走し最下位。

不思議な偶然ですが、同馬はガロアクリークと同じ上原厩舎でした。

ダービーは東京の芝2400mで行われます。

なので、東京の芝2000m以上の距離においてキンシャサノキセキ産駒の牡馬の距離実績を調べると、1着の実績があるのは東京の芝2000mの新馬戦を勝ったガロアクリークの1勝のみでした。

集計期間中、東京の芝のマイルを超える距離でキンシャサノキセキ産駒が1着になった馬もガロアクリークのみでした。

ちなみにキンシャサノキセキ産駒で2000m以上のレースを勝った馬の一覧は以下の通り。

馬名 年度 競馬場 レース名 距離
チュウワノキセキ 2019 阪神 2歳新馬 芝2000
ガロアクリーク 2019 東京 2歳新馬 芝2000
ウインブルーローズ 2017 小倉 呼子特別(500万下) 芝2600
ウインブルーローズ 2017 中山 安房特別(1000万下) 芝2500
ショウナンサニー 2017 函館 3歳未勝利 芝2000
ダイシンカレラ 2015 京都 3歳未勝利 芝2000
ウインブルーローズ 2015 新潟 3歳未勝利 芝2400

まとめ

スプリングステークスのレース後、ガロアクリークに騎乗したヒューイットソンは、

距離は2000mが限界だと思います

とコメント。

管理する上原調教師も

キンシャサノキセキ産駒のわりには距離はもつ。

とクラシックに向けては距離がネックになることを強調。

4着に敗れた水仙賞(中山芝2200m)は長かったと加えていました。

実績からいっても能力の高さ、ダービーに挑むにあたってのコンディションの良さは間違いなさそうです。

鞍上はトップジョッキーである川田将雅。

どの馬にとってもはじめての条件なので、折り合いがカギになります。

それでもコントレイル、サリオスの能力は抜けています。

結果はどうあれ、枠順、展開が仮に味方してもガロアクリークが皐月賞と同様のパフォーマンスをダービーで再現することは難しいでしょう。