レッドアンシェルに伸びしろは残されているか? 2020年度北九州記念(G3)

レッドアンシェル, 北九州記念マンハッタンカフェ産駒, レッドアンシェル, 北九州記念, 庄野靖志, 福永祐一

レッドアンシェルは6歳馬ながらキャリア18戦。

芝1200mの成績は2勝3着1回。

唯一の着外が2020年度2月のシルクロードS。

1番人気でしたが、最下位に敗れています。

スタート前にトラブルがあり、フォーリー騎手が自重しての結果。

北九州記念は前走のCBCよりも競走のレベルは上がります。

復調していればという条件がつきまといますが、良化のスピードはゆっくりだとか。

その原因は何か?

不安は残されたままです。

2013/01から2020/08/09までの合計25417レースをもとに集計しています。

レッドアンシェルの実績をデータで見る

レッドアンシェルはマンハッタンカフェ産駒の6歳牡馬。

マンハッタンカフェ産駒は2016年にクイーンズリングがエリザベス女王杯を勝って以来、G1馬は誕生しておらず、牡馬となると2013年度フェブラリーSを勝ったグレープブランデーまでさかのぼらなければなりません。

同馬が2019年にCBC賞を勝った時、

1200mに移って2連勝となりましたが、適性距離を早いうちに見つけてあげられたら、もっと活躍できたかもしれない

鞍上の福永騎手は反省の弁を述べました。

ニュアンス的にはレッドアンシェルはまだまだこれから、というよりはタイミングを逸したように受け取ることもできます。

芝1200mにおける競馬場ごとの実績

競馬場 距離 戦績 賞金
中京 芝1200 1-0-0-0 39462000
京都 芝1200 1-0-0-1 18508000
阪神 芝1200 0-0-1-0 9880000

過去1年間レッドアンシェルは3走しかしていません。

馬券に絡んだのは前走のCBC賞の3着のみ。

失速して何とか持ちこたえた3着であった、と福永騎手はレース後にコメントしました。

2019年度CBC賞を勝ったあとに脚部不安を発症。

秋は全休。

以降の成績は休養以前のとは異なり芳しいものではありません。

騎手ごとの実績

騎手 戦績 賞金
福永祐一 5-0-2-3 139197000
浜中俊 0-2-0-0 22508000
幸英明 0-0-1-0 10067000
藤岡佑介 0-0-1-0 4639000
池添謙一 0-0-1-0 4627000
戸崎圭太 0-0-0-1
V.シュミノー 0-0-0-1
S.フォーリー 0-0-0-1

鞍上はレッドアンシェルのことを熟知している福永騎手。

レッドアンシェルの5勝はすべて福永騎手とのコンビであげています。

これはポジティブな材料です。

芝1200mの競争における持ち時計

レッドアンシェルが芝1200mのレースに出走した際の決着タイムは

年/月 競馬場 レース名 タイム 着順
2020/07 阪神 CBC賞(G3) 1:09.3 3
2020/02 京都 シルクロードS(G3) 1:14.2 18
2019/06 中京 CBC賞(G3) 1:09.8 1
2019/04 京都 彦根S(1600万下) 1:07.3 1

それほど時計勝負に実績があるわけではありません。

集計期間中に行われた北九州記念のタイムは以下のとおり。

年度 タイム
2019 1:08.2
2018 1:06.6
2017 1:07.5
2016 1:08.5
2015 1:07.3
2014 1:07.5
2013 1:06.7

スタートをうまく切ることができれば、先行馬の後ろのスペースに入り込んで内でじっとできるかもしれません。

バテた馬を捌くことができれば見せ場までは作ってくれそうです。

そこから先はどこまでレッドアンシェルのコンディションが良くなっているかによるのでしょう。

開幕後の芝1200mのタイム

速いペースで前を射程圏にとらえながらポジションを維持しつつ、後続をしのぎきるには脚をためる必要があります。

効率の良い走りはコンディションに依存します。

追走にエネルギーを消耗するようだと厳しいでしょう。

月/日 R レース タイム
8/16 9 筑紫特別(500万下) 1:07.6
8/16 6 2歳新馬 1:09.2
8/16 5 2歳新馬 1:10.2
8/16 1 2歳未勝利 1:07.5
8/15 9 フェニックス賞(OP) 1:07.9
8/15 6 2歳新馬 1:08.4
8/15 5 2歳新馬 1:09.8
8/15 2 3歳未勝利 1:07.1

時計勝負は不可避です。しかも小回りでフルゲート。

北九州記念のレベルはそこそこ高く、少なくとも前走のCBC賞、2019年にレッドアンシェルが勝ったCBCよりも高いです。

まとめ

CBC賞のレッドアンシェルの内容には福永騎手、庄野調教師ともに不満らしきものをこぼしていました。

2着だった北九州記念にも出走するアンヴァルにはもっと迫ってほしかったと。

中間の調整が順調だったのはCBC賞のダメージが無かったから。

レースですべてを出し切れていれば、消耗は激しいはずです。

6歳馬でキャリアは18戦と少ないですが、競走馬としては2歳の8月に札幌でデビューしています。

ひょっとしたらレッドアンシェルの競走に対するテンションは緩んできているのかもしれません。

5歳で心身ともに上昇し、一頓挫があってリセットする必要があったわけですが、そこから上手く立ち直れていない。

なかなか復帰後も中身が伴わないのはその辺が原因かもしれません。

北九州記念は調教からブリンカーを付けており、実戦でも着用する予定だそう。

調整段階から走ることへの集中を促したことがどう出るか?

現状においては強調材料に乏しそうな感じです。